任意整理:負債総額が多かったため、5年の分割弁済で、全ての債権者と和解できた事例

依頼者の属性

・ 海南市在住
・ 年代 40代
・ 性別 女性
・ 家族構成 既婚
・ 職業 公務員
・ 負債総額 約640万円
・ 債権者数 7名

任意整理の結果

・ 返済総額    約640万円
・ 支払期間    5年
・ 支払月額    10万6000円
・ 和解後の利息  免除

任意整理を選択した理由

依頼者に自己破産や個人再生を避けたいとの意向があったため。

相談時の状況、相談のきっかけ

依頼者は、生活費の不足に充てるため,家族に内緒で借金をするようになり,借金が膨らんでしまいました。このままでは,返済ができなくなると思い,弁護士に相談することにしました。

当事務所を選んだ理由

インターネットで当事務所のホームページをご覧になり,当事務所に相談されました。

解決までの手順

受任後、直ちに、債権者に、弁護士が受任したことの通知を送り、債権者への支払を止めました。
受任後3か月以内に,弁護士費用を分割で支払っていただくことになりました。
依頼者に家計収支表を作成いただき,毎月の支払可能額が10万円程度だと分かりましたので,5年分割弁済の和解提案を,債権者にしました。
依頼後3か月以内に債権者7社すべてと和解が成立し、依頼から概ね4か月後から返済を開始しました。

解決のポイント(所感)

負債総額が高額になると,毎月の返済可能額で計算すれば分割弁済期間がかなり長期になってしまい,債権者の承諾が得られなくなってしまうことが多いです。
このケースでは,毎月の返済可能額が10万円程度もありましたので,なんとか分割弁済期間5年での任意整理がまとまりました。