過払金:裁判をして、2社から過払金合計2130万円を回収した事例

・ 大阪府岬町在住
・ 年代 70代
・ 性別 男性
・ 家族構成 既婚
・ 職業 年金生活
・ 弁護士受任前の負債総額 5万円
・ 相手方 アコム、アプラス
・ 過払金回収額 2130万円(アコム1580万円、アプラス550万円)

相談時の状況、相談のきっかけ

依頼者は、アコムとアプラスとの間で、長年取引がありました。会社を退職して年金生活となり、年金から支払を続け、アプラスについては約5年前に何とか完済しましたが、アコムについてはなかなか完済できませんでした。

当事務所を選んだ理由

相談者のお子さんが心配して、依頼者の地元に近い弁護士で、過払金を取り扱っている弁護士をインターネットで調べ、当事務所に相談されました。

解決までの手順

依頼者は足が不自由とのことでしたので、ご自宅にお伺いして、アコムに対する債務整理を受任しました。アプラスについては、既に完済しているとのことでしたので、過払金のあることが見込まれたため、受任しました。
その後、アプラスから取り寄せた昭和63年からの取引履歴を、利息制限法で引き直し計算したところ、過払金元金約415万円と利息金のあることが判明しました。
そこで、アプラスに対し、過払元金と利息金の返還を求めて、裁判を提起しました。
当初、アプラスから、300万円で和解したいと申し出がありましたが、最終的には、過払元金合計550万円の返還を受ける内容で裁判外の和解をし、裁判を取下げることになりました。
他方、アコムについては、昭和51年に契約をした記録があるものの、昭和60年以前の取引履歴は記録が残っていないとのことでした。そこで、取引履歴の記録が残っている昭和60年時点で既に負債がゼロとなっていると仮定する、いわゆる冒頭ゼロ計算の方式で、開示のあった昭和60年以降の取引履歴を、利息制限法で引き直し計算したところ、過払金元金約1172万円と利息金のあることになりました。
そこで、アコムに対し、過払元金と利息金の返還を求めて、裁判を提起しました。
裁判では、アコムから、悪意の受益者性の否認、期限の利益喪失による遅延損害金の発生、冒頭ゼロ計算の不相当性など様々な主張がなされ、最終的には、取引履歴の記録がない昭和51年から昭和60年までの取引について当事者尋問(証人尋問のようなものの当事者版)をしたうえで、裁判所の和解勧告を受け、過払元金合計1580万円の返還を受ける内容で裁判上の和解をしました。

解決のポイント(所感)

1社からこれだけ高額の過払金の返還を受けたのは、当事務所でもこのケースが初めてでした。アコム側も、裁判では、弁護士を立てて徹底的に争ってきました。時間はかかりましたが、最終的には高額な過払金が回収できて、本当によかったと思います。