過払金:裁判をして、4社から過払金合計512万円を回収した事例

依頼者の属性

・田辺市在住
・年代 40代
・性別 女性
・家族構成 既婚
・職業 会社員
・弁護士受任前の負債総額 0万円
・相手方プロミス、新生フィナンシャル、アコム、アイフル
・過払金回収額512万円(プロミス84万円、新生フィナンシャル70万円、アコム270万円、アイフル88万円)

相談時の状況、相談のきっかけ

依頼者は、プロミス(現SMBCコンシューマーファイナンス)、新生フィナンシャル、アコム、アイフルとの間で、長年取引がありました、最近、完済しました。その後、消費者金融と長年取引をしていれば過払金を返してもらえることがある、と知りました。

当事務所を選んだ理由

地域社会が狭いので、近くの弁護士には頼みにくいとのことで、県庁所在地の弁護士で過払金を取り扱っている弁護士をインターネットで調べ、当事務所に相談されました。

解決までの手順

受任後、各社から取り寄せた取引履歴を、利息制限法で引き直し計算したところ、プロミス(現SMBCコンシューマーファイナンス)に過払金元金約80万円と利息金、新生フィナンシャルに過払金元金約60万円と利息金、アコムに過払金元金約249万円と利息金、アイフルに過払金元金約70万円と利息金が、それぞれあることが判明しました。
そこで、各社に対し、過払元金と利息金の返還を求めて、裁判を提起しました。
プロミス(現SMBCコンシューマーファイナンス)からは、当初、64万円で和解したいと申し出がありましたが、最終的には、過払元金合計84万円の返還を受ける内容で裁判外の和解をし、裁判を取下げることになりました。
新生フィナンシャルからは、当初、42万円で和解したいと申し出がありましたが、最終的には、過払元金合計70万円の返還を受ける内容で裁判外の和解をし、裁判を取下げることになりました。
アコムからは、当初、利息全額カットで和解したいと申し出がありましたが、最終的には、過払元金合計270万円の返還を受ける内容で裁判外の和解をし、裁判を取下げることになりました。
アイフルからは、当初、28万円で和解したいと申し出がありましたが、返還率が低いことから、これを断り、裁判を続けました。裁判では、アイフルから、悪意の受益者性の否認、返済遅れによる期限の利益喪失などの主張がなされましたが、最終的には、過払元利金88万円の返還を受ける内容で裁判外の和解をし、裁判を取下げることになりました。

解決のポイント(所感)

和歌山県は、和歌山市以外は人口密度がそれほど高くないため、地域社会が狭いので、近くの弁護士には頼みにくいとして、当事務所にご相談される方も時々いらっしゃいます。
当事務所では、これまでも、和歌山県内や大阪府南部からのご依頼を何件もお受けしておりますので、どうぞご相談ください。